ボールバッグ
ボールバッグは、ボールを持ち運びするには必須のグッズです。
ボールバッグを購入する前に、まず将来、マイボールを増やすのかどうかを考えて下さい。
1個しか持たない、または分からない方は、1個入れバッグの購入を考えて下さい。
もちろん買わなくてもいいですし(1個位は何とかなるでしょう)、仲良くなった先輩ボウラーから貰ってもいいでしょう。
複数のボールを持つ場合、バッグは必需品となります。
そういう方には、2個入れカートバッグの購入がオススメです。
もし、将来マイボールが2個、3個、4個となってきた場合、1個入れバッグや2個入れキャスターバッグをもう1つ持てばいい訳ですから。
下表に各種ボールバッグについて簡単にまとめています。
1個入れバッグ | 価格:\3,000〜\5,000。1個で事足りると言う方はこれで十分。 シューズも収納できたり、キャスター付きなものもあり。 |
---|---|
2個入れキャスターバッグ | 価格:\7,000〜\10,000。基本形はショルダーバッグだが、コマが付いており引いて移動できる。アクセサリー収納スペースもある。 |
2個入れカートバッグ | 価格:\10,000〜\15,000。最もメジャーでオススメ。 キャスター同様、移動は楽チン。牽引運搬が専門だが、丈夫でスペースをとらない。 |
3個入れカートバッグ | 価格:\20,000〜\30,000。 各地のボウリング場、そして数多の公式大会を渡り歩き、多数の現役ボールを駆使するプロフェッショナルなボウラー向け。 |
▼ 各々好きなブランドに統一されることをお勧めします!
|
|
|
【2個入れカート+1個入れバッグ】がオススメ!
上達して本格的に投げるようになってくると、最低でも3球は持ち歩くようになります。
そうなると一番良い組み合わせが、2個入れカートの上に1個入れバッグを載せる方法です。
一個入れバッグにオプション(別売)のバンドを取り付けて、カートのグリップの柱部分に固定して運びます。
メイン用とスペア用ボールをカートに入れ、センターに応じて3個目を選んで1個入れバッグに入れることができるなど、
3個入れカートバッグより手軽で便利に使うことができます。
リスタイ
リスタイは、手首を固定するのは勿論、初級者のフォーム固めやフックボールの習得にも有効なアイテムです。
但し、使い方を間違えると、逆に悪影響を与えてしまう『諸刃の剣』でもあります。
高価な金属製のリスタイを付けているプロもいれば、素手で投げているプロもいるのを見ても、決して必要不可欠な物ではありません。
つまりリスタイは、今の自分のスキルや目的に合った物を選ばなければならないのです。
また、マイボールを持っている場合は、強制力の高いリスタイ程、適正スパンが1〜3サイズ(1/8〜3/8インチ)短くなったり、 親指が抜けやすくなることで、サムピッチをフォワード方向へ修正する必要が出てくるので、これも考慮しなければなりません。
よく解らない場合は、ドリラーや店員に相談するなどし、購入するかどうか慎重に決めて下さい。
下表に各種リスタイについて簡単にまとめています。
パームグローブ | 価格:\2,000〜\3,000。中級〜上級者向け。 リストは固定されていないが、手全体(親・中・薬指を除く)をカバーし、ボールとの密着感を向上させる。 |
---|---|
リスト固定型 | 価格:\1,000〜\3,000。初級〜中級者向け。 手の甲から手首を固定して、手首の折れを防止する。 手の平側にもカップ型の鉄板があり、ボールを正しい位置に収めてくれる。 スパンやピッチにほとんど影響しない為、変更は不要。 |
広範囲固定型 | 価格:\2,000〜\5,000。初級〜上級者向け。 中・薬指の第2関節付近から手首まで広範囲にわたって固定する。 手首の角度を真っ直ぐに矯正し、動きを抑制。サム抜けがよくなる。 スパンやピッチに若干影響する為、変更が必要な場合がある。 |
メカテクター | 価格:\10,000〜\15,000。中級〜上級者向け。 正に鋼鉄、ロボコップ仕様。(笑) 強制的にカップリストを作り出すことができる。手首の前後左右の曲げる角度を調節することで、自由にボールの回転軸を変えられる。 スパンやピッチにかなり影響する為、変更が必要となる。 |
リスタイの使い方
リスタイを着けて投げる場合、「そのリスタイに全てを委ねる」と言っていいくらいのつもりになって下さい。
ボウリングは、余計な力が入るとコントロールを乱してしまい、結果に繋がりません。
その力が入ってしまう要因を取り除き、適正に投げれるようにする為にリスタイはあるのです。
上表3種類の固定型リスタイで投げ比べると、それぞれで投げ方(リリース)が違い、回転にも違いが出てきます。
上級者でも、メカテクターとそれ以外で使い分けて、アジャストする場合があります。
そして、それぞれの投げ方をマスターしたら、素手で自在に操ることも可能となるでしょう。
私もこれを試みましたが、素手だとどうしても手首への負担が大きい為、結局「広範囲固定型」を使用し続けています。
この「広範囲固定型」は、日本人の多数派を占める「ストローカー」タイプに適しているので、一番無難なリスタイとも言えるのかもしれません。
(だからと言って、オススメできる訳ではありませんが…)
▼ 総支配人推薦リスタイ3種
|
|
|
▼ 【縛りボウリング】リスタイってどうなん? - YouTube
テープ類
テープには様々な種類がありますが、大きく分けてテーピングテープとインサートテープがあります。
テーピングテープは、手指の保護や、グリップ力強化、指穴サイズの調整等に使われる物で、指に直接貼り付けます。
一方、インサートテープは、グリップ力強化、指穴サイズの調整に使われる物で、ボールのホール内に貼り付けます。
見分け方としては、テーピングテープは、たいてい表面が布で、糊面は肌へのダメージを考慮し、接着力が弱くなっています。
一方のインサートテープは、表面がザラザラあるいはツルツルにコーティングされていて、糊面の接着力が強くなっています。
展示されている(直に触ることのできる)テープをみて確かめたり、
ドリラーやプロショップの店員に相談したりして、自分に合いそうなテープを選んで下さい。
下表に各種テープについて簡単にまとめています。
テーピングテープ | 価格:\600(25mm×4m)〜\1,200(50mm×4m)程度。 グリップ強化、フィーリング、指の保護等に使う。 感触の違い、伸縮性、耐汗性等により、様々な種類がある。 |
---|---|
インサートテープ(腹側) | 価格:\300〜500程度。(1ダースセット等) グリップの強化や調整に使う。 グリップ感の違い(しっとり、ザラザラ等)で様々な種類がある。 |
インサートテープ(背側) | 価格:\300程度。(1ダースセット等) ホールサイズの調整(隙間埋め)に使う。 厚さや感触の違い(しっとり、さらさら等)で様々な種類がある。 |
各種テープの使い方
詳しくは、こちらの みなみプロショップ - アジャストの仕方 をご覧下さい。
テープ剥がれ対処法
特に汗っかきの方は、ゲーム中にテーピングテープが剥れてしまうことがよくあると思います。
汗っかきでなくても、近年は節電によりけっこうフロアが暑めになっていることが多く、以前に比べて剥れやすくなったという方も少なくないのではないでしょうか。
そこで、テープを剥れにくくする方法をいくつかご紹介したいと思います。
- 【指をきれいに拭く】
テープを貼る前に指を石鹸でよく洗う。又は、ボールクリーナー等のアルコール溶剤で拭く。 - 【のりったを使用する】
「のりった」という製品を指に塗ってからテープを貼る。 - 【瞬間接着剤を薄く塗る】
指に瞬間接着剤を薄く塗ってからテープを貼る。(皮膚を傷めるリスクがあるので最終手段)
グリップとソリッド
上級ボウラーのボールを見ると、たいてい、中指と薬指を入れる穴にはフィンガーグリップが、 親指を入れる穴にはサムソリッドが取り付けられています。
下表に各種グリップとソリッドについて簡単にまとめていますが、 参考までに、こちらの みなみプロショップ - アジャストの仕方 もご覧下さい。
フィンガーグリップ | 価格:\300〜500程度。 指の保護とグリップ力強化の目的で装着するゴム製の筒。 種類は「VISE」が主流だが、他にもいくつか存在する。 色によって若干感触が違い、薄い色は柔らかめで、濃い色は硬めとされる。 穴の形状は大きく分けて、下図左より「パワーリフトオーバル」「パワーリフト」「オーバル」「セミフィンガー」がある。 今一番主流なのは「パワーリフト」だが、今後はフィッティングが良好なオーバルタイプが普及してくると思われる。
|
||||
---|---|---|---|---|---|
サムソリッド | 価格:\500〜1000程度。 複数のボールにおいて、親指を抜く感覚を揃える目的で装着するプラスチック製の筒。 種類は「VISE」と「Turbo」が主流。 色によって若干感触が違い、暖色系は指が抜けにくく、寒色系は指が抜けやすいとされる。 既に楕円形の穴が開いている物や、脱着可能な物も存在する。
|
クリーナー類
マイボールを長持ちさせる為には、プレー後のボールクリーニングが必要不可欠です。
下表にいくつかのクリーナーを紹介していますので購入の際の参考にして下さい。
クリーナー |
価格:\600〜\1,200程度。入門〜上級者向け。
▼ 総支配人推奨クリーナー基本的にアルコール溶剤だが、値段が高い方が良質かつ高性能である。 最近では、ウェットクロスタイプも販売されている。 ただ単にボール表面のオイルや汚れを落とす。こだわりが無ければこれで十分。
|
||
---|---|---|---|
オイルリムーバー |
価格:\1,200〜\2,000程度。中級〜上級者向け。
▼ 総支配人推奨リムーバーボール表面に染み込んだオイルを浮き上がらせて除去することができ、 表面素材のパフォーマンスを回復させる。 吸油性が高いボールに有用。噴霧して30秒ほど置いてから拭き取り、その後クリーナーで拭き直すと良い。
|
||
コンパウンド | 価格:\1,500〜\2,000前後。上級者向け。 クリーナーではなく研磨剤だが、表面状態を変える(ポリッシュ)効果があり、その効果別にいくつかの種類がある。 表示のグリット数が大きいほど、表面に光沢が出て走りやすくなり、小さいほど光沢が鈍くなって走りが抑えられる。 (メーカーによって表現が違う為、細かい比較は難しい。) |
クリーナーの選び方
クリーナーは、\800〜\1,000クラスの物なら、どのメーカーでも間違いはないでしょう。
安い物(某社製のピンク色の物など)は、ある程度は汚れが落とせますが、高価なボールには不向きです。(と言うか、止めた方が賢明です。)
逆に、高くてかなり強い物(某社製の白いボトルの物など)は、高価で表面が曇っているボールに適しています。
リムーバーは、クリーナーと同じメーカーの物にしましょう。
セットで使うものなので、当然その方が相性が良いという訳です。
コンパウンドは純正品を!
コンパウンドには、車用や工業用の物もありますが、これらで代用するのはあまり良くありません。
何故なら、車用には「ワックス」が、工業用には「シリコン」が入っている場合があるからです。
スペア用ボールには構いませんが、曲がるボールに使用すると、性能が落ちたり、最悪は全く曲がらなくなることもあるので注意が必要です。
逆に、「ノンワックス」「ノンシリコン」であれば、純正品でなくても使える製品がありますので、
どうしても純正品が嫌という方は、含有成分をしっかり確認してからご利用下さい。
その他のグッズ
グッズを購入する場合はよく考えてからにしましょう。(そんなに高価な物はありませんが…)
分からなければプロショップの店員に御相談下さい。
パウダー類
指が抜けやすい、またはボールを落としやすい場合、指穴調整をする(テープを貼る)ことを考えてみた上で、
そこまでする必要がない、またはそれでは不都合がある(テープを貼ると指穴が狭くなる等)ならば、滑り止めを使用してみて下さい。
汗が原因でサム抜けが安定しない場合は、汗取りを使用してみて下さい。
ロージンバッグ | 価格:\300程度。 手指の滑り止め。松ヤニ入りで、野球等でもおなじみ。 乾燥や汗で、フィンガーが抜けやすい時に使う。 |
||
---|---|---|---|
ハンドコンディショナー (グリップサック・パフボール) | 価格:\300程度。 手指の汗取り。ベビーパウダーの様にサラサラしている。 湿気や汗で、サムの抜けが悪い時に使う。
|
スキンパッチ
手指の保護には、テーピングテープかスキンパッチが有効です。
痛みやタコが常態化している方や、またそうでない方も擦過傷防止になります。
スキンパッチ | 価格:\300程度。 痛みやタコのできる部分に塗ると固まって、パッチの様になり患部を擦過傷から守る。 テープだと不都合がある(指穴が狭くなる等)ならこちらがいいでしょう。 |
---|---|
スキンパッチ落し | 価格:\2,000程度。 スキンパッチをきれいに落としてくれるもの。ちょっと高い…。 |
その他
他にも以下の様なグッズもあります。必要に応じて御購入下さい。
ここまで揃えば、もう立派なマニアックボウラーですよ v(^o^)
タオル・クロス |
価格:\300程度〜。
▼ 店のウェスよりよく拭ける!上級ボウラーの必需品!レーンに常備されているウェス同様、ボールを拭くのに使う。 普通のタオルでも無いよりはいいが、マイクロファイバー製の方が、オイルの除去能力が格段に高いのでオススメ。 各ボールメーカーも使用を推奨している。
|
||
---|---|---|---|
ハサミ・ラジオペンチ | ハサミはテープを切ったり形を整えたりするのに、ラジオペンチはインサートテープを貼ったり剥がしたりするのに使う。 ラジオペンチは、ニッパー機能(切断部分)が付いていなくて、先端でしっかり掴める物がオススメです。 |
||
三角ナイフ・サンドペーパー・スコッチメッシュ |
ベベリング等、指穴の調整、表面研磨に使う。
▼ パーティクル系ボールのサンディングに最適!最低、中目と細目のサンドペーパーがあればいいでしょう。
|
||
ボールベース | 価格:\300〜1000程度。ボールを安定して置ける台座。 インサートテープの貼り替え等、ボールのメンテナンス時に安心。 |
||
瞬間接着剤 | 公式戦中にグリップが取れた時など、緊急に付けなきゃいけない時にはこれがあれば安心。 尚、グリップ等の接着時に多量に使用すると表面のひび割れ、欠けの原因になるので御注意を。 | ||
除菌・消臭剤 | 価格:\500程度。 シューズやバッグ、ロッカーの中の清潔感を保つ。スプレーや固形剤がある。 |
||
冷却スプレー | 価格:\300〜500程度。 投球後のクールダウンに使う。浮腫みや腫れで大きくなった親指を冷やして小さくする目的でも使える。 |
||
クリアケース | 小道具を入れるプラスチック製のクリアケース。 小道具が増えてきたら整理できるし、予備のインサートテープを貼っておけるので、あると結構便利。 |
ボウリング純正用品である必要なし!
ホームセンターや100円ショップで売っている日用品には、ボウリングで使えるものが意外とあります。
純正用品はやっぱり高いので、安くて使えるものなら、何でも利用するようにしましょう。