ボウリング用語辞典
二巻(サ〜ナ行)
こちらでは、ボウリング用語を50音順で掲載しています。
四巻にまとめておりますが、トップページの総索引からもご覧頂けます。
サイドアーミング
スイング中のボールを背中に入れてしまったり、逆に外へ開いてしまうこと。
フォームが未完成な初心者や、フックボールを覚えて間もない中級者に多い。
サイドウエイト
ボールの規定の1つ。
グリップラインのセンターを中心にその左側(レフト)と右側(ライト)の重量差を表したもので、1オンス以内と定められる。
関連語: トップウエイト、フィンガーウエイト
サイドピッチ
指穴の角度を左右いずれかに傾斜させたもの。
同義語: ラテラルピッチ
対義語: バーティカルピッチ
関連語: ピッチ、ライトピッチ、レフトピッチ
サイドローテーション
投球されたボールに与えられた横回転のこと。
これが強いと、大きな曲がりが期待できるが、レーンキャッチし辛くなる。
サム
親指のこと。
サムソリッド
親指の穴に入れる筒状のプラスチック。
リアクティブ等親指抜けの悪い材質のボールに使用し、抜けの状態をよくする為に入れる。
複数のボールを持っている場合、全部にこれを入れていると、どのボールを使っても親指の抜ける感覚が一緒になる。
上級者向けのオプション。
サンディング
ボール表面をサンドペーパー(紙ヤスリ)等で粗くする(曇らせる)こと。
ボールの曲がり始めが早くなったり、ボール表面のオイル捌けが良くなったりする。
関連語: グリット、シャイニー、ダル
サンパー
ローリングにサムホールが重なる状態のこと。
親指の穴がレーンに接する為、ゴトゴト音がする。
下手をすると穴の縁が欠けたりする。
親指が抜けにくいか、リリースの際に親指と中薬指が同じ方向に抜けている時に起こる。
CG
ボールの重心のこと(Center of Gravityの略)。
ボールの表面に白い点で表されていることが多いが、
実際はそこが重心なのではなく、表面に重心を投影した点である。
シェル
ボール構造の一番外側の層となる部分(いわゆる表面の材質)のこと。
ボールの動きを決める要素の7割以上を占める重要な部分。
同義語: カバーストック
シャイニー
ボールの表面仕上げが細かく艶があること。
ボールの曲がり始めが遅くなり、オイルがない所では摩擦が大きくなる。
関連語: グリット、サンディング、ダル
シャドーボウリング
ボールを持たないで行う素振りのこと。
一種のイメージトレーニングで、重要な練習方法の1つ。
シリーズ
3Gまたは4Gの合計のこと。
3Gや4Gの大会の時はその合計、6Gや8Gの大会の時は前半のゲームと後半のゲームのそれぞれの合計のこと。
シンシナティ
4・6番ピン、7・9番ピン、8・10番ピンが残った形のことで、スプリットの1つ。
片方のピンに薄く当てることで希に取れることがある…けど、まずムリっ!
シンセティックレーン
合成樹脂でできたレーンのこと。
現在の主流で、ウッドレーンに比べ、レーンコンディションが変化しやすい。
対義語: ウッドレーン
スイープ
ピンセッター(ピンを立てる機械)の一部で、ピンをピットに払うバーのこと。
スイング
プッシュアウェイからフォロースルーまでの腕の動きのこと。
ボウリングにおけるスイングは、振り子運動が推奨される。
関連語: ペンデュラムスイング
スカッチ
団体戦で、複数のプレイヤーが1投ずつ交互に投げる方式。
ダブルス戦でよく採用される。
関連語: ベーカー方式
スキッド
ボールが滑りながら回転している(俗に、走っている)状態。
スキッドする距離を見ることで、レーンのオイル分布を知ることができる。
対義語: バックエンド
スクラッチ
ハンディキャップを付けないスコアのこと。
男なら正々堂々と勝負じゃ〜!
対義語: ハンディキャップ
スコア
得点のこと。単位は「ピン」。
スタンディングポジション
アドレスをするスタート地点のこと。
ファールラインから少し大股で4歩半歩いた地点が適正ポジションである。
スタンス
ボールを持って構えた状態での両足の位置のこと。
ボールのグリップ、両足への体重配分も含まれる。
ステップラダー
順位毎の対戦で、勝利するごとに順位を上げていく試合方式のこと。決勝戦でよく採用される。
予選突破順位最下位の選手が、順位が1つ上の選手と対戦し、その勝者が更に順位が1つ上の選手と、
脚立を1段ずつ登るように、次々と対戦していく。
ストライク
各フレームの1投目で10本のピン全てを倒すこと。
このストライクこそ、ボウリングの一番の醍醐味だ。
関連語: マーク
ストライクアウト
第10フレームでストライクを3回連続で出すこと。
同じ3連続ストライクのターキーでは最低でも60点が入るが、ストライクアウトのスコアは30点にしかならない。
同義語: パンチアウト
ストレートボール
ほぼ真っ直ぐに進むボールのこと。
関連語: カーブボール、バックアップボール、フックボール
ストローカー
ボウラーのスタイルの1つ。
それほど回転の多くないタイプの人のこと。又は、回転は多くても横回転が少ないタイプのこと。
最近は、あまり曲げ過ぎない(適度に曲げる)のが主流になりつつある。
関連語: クランカー
スネークアイ
7・10番ピンが残った形のことで、スプリットの1つ。
ヘビの目のようにいやらしく離れているピンという意味。
まずムリだが、取れるとしたら、パワーボールで片方のピンに極薄く当てて、
それをキックバックに跳ね返してもう一方のピンに当てるしかないか…。
同義語: ゴールポスト、セブンテン
スノーブラウ
雪かき器のようにピンを横から弾き飛ばしてしまう曲がりの大きいフックボールのこと。
スパット
ファウルラインから15フィート(約4.5m)離れた所にある7つの▲印のこと。
ボールを投げ出すときの角度や方向の目印にします。(て言うか、ピンは見ず、スパットを見て投げます。)
各スパットは、板目で言うと5・10・15・20・25・30・35枚目の所にあります。
同義語: アロー
スパン
ボールにおける親指の穴から中指の穴や薬指の穴までの距離。
長い程回転が掛かり易いとされる。
スピナー
ボールの回転状態の1つ。
回転軸がボールの上部付近にあり、ボールに付くオイルの輪が小さい。
コマの様に回転(極端にスピン)し、ピンアクションは良いが意外と曲がらない。(通称:UFOボール)
関連語: セミローラー、フルローラー
スプラッシュ
ボールが当たった瞬間、10本のピンが一瞬に吹っ飛んでしまうストライクのこと。
水を跳ね飛ばすという意味。
スプリット
第1投目で1番ピンを含めて数本のピンが倒れ、残りピンの間隔が1本分以上あいている状態、 又は、前方にピンがなく横に並んでいる状態のこと。
スペア
1投目で残ったピンを2投目で全て倒すこと。
これがある程度取れるようになれば、中級者の仲間入りと言えるでしょう。
同義語: カバー、スラッシュ
関連語: マーク
スライド
助走の最後のステップで、足を滑らせること。
スライドした脚の膝への負担を軽減できるのと、リリースタイミングをとりやすくする効果がある。
スライドパーツ
シューズのスライド部品のこと。
高級なマイシューズにはパーツの取り替えが可能な物もある。
最近は、廉価なスライド部分張り替え型のシューズも各メーカーから販売されている。
同義語: ソール
スラッシュ
スペアの記号(/)のこと。
同義語: スペア
関連語: マーク
スリーパー
1・5番、2・8番ピン、3・9番ピンが残った形のこと。
残りピンが1本に見えるような状態をいい、後ろが見えなくて、眠っているような感じという意味。
同義語: インザダーク、ダブルウッド
セブンテン
7・10番ピンが残った形のことで、スプリットの1つ。
まずムリだが、取れるとしたら、パワーボールで片方のピンに極薄く当てて、
それをキックバックに跳ね返してもう一方のピンに当てるしかないか…。
同義語: ゴールポスト、スネークアイ
セミパーフェクト
あと1つのストライクでパーフェクトだったスコアのこと。通称、セミパー。
狭義的には279〜299、広義的には270〜299のスコアが考えられる。
関連語: パーフェクトゲーム
セミフィンガーチップ
ボールの握り方(グリップ)の1つで、中指・薬指の第1関節と第2関節の間で持つ。
やっぱり関節の所で持つ方がいいと思うので、これはあまりオススメできないが、ローダウン投法においては適しているとされている。
関連語: コンベンショナルグリップ、フィンガーチップ
セミローラー
ボールの回転状態の1つ。
ボールの回転軌道が親指の外側を通り、ボールの最大円周の3/4程の回転軸をもった投げ方のこと。
フックボールの標準的なローリング。
関連語: スピナー、フルローラー、トラック
ゼロピッチ
指穴がボールの中心に向いていること。
関連語: ピッチ
ソール
シューズのスライド部分のこと。
高級なマイシューズにはソールの取り替えが可能な物もある。
最近は、廉価なソール張り替え型のシューズも各メーカーから販売されている。
同義語: スライドパーツ
ターキー
ストライクを3回連続でとること。
昔、ボウリング場でストライクを3つ続けると、七面鳥料理が振る舞われていたらしい。
4回以上連続した場合は、〜th(フォース、フィフス、…)と言う。
ターン
リリース時にリストを回転させること。
最近では、ターンは推奨されていない。
関連語: リフト、リフト・アンド・ターン
ダイムストア
5・7番ピンや5・10番ピンが残った形のことで、スプリットの1つ。
ダイムストアというディスカウントストアの名前が由来で、
「商品が5セントや10セントで売られているから」や「どこにでもある在り来たりなものだから」等の説がある。
難易度は高めだが、上級者なら狙いにいくことができる。
同義語: ウールワース
ダウンスイング
スイングの途中で、プッシュアウェイ後、下に降りるスイングのこと。
ダッチマン(ダッチ200)
全てのフレームにおいて、ストライクとスペアを交互に取ること。
どちらが先に来ても、得点は必ず200点になる。
タップ
ポケット付近にヒットしたものの、ストライクにならずに1本だけピンが残ってしまった状態のこと。
7番〜10番ピン残りや、5番ピン残りがよく見られる。
関連語: マザーインザロウ
ダブル
ストライクを2回連続で取ること。「ダボ」とも言うらしい。
連続ストライクは、スコアアップの一番の原動力です。
ダブルウッド
1・5番、2・8番ピン、3・9番ピンが残った形のこと。
前のピンに隠されて、後ろのピンが見えない(闇の中)という意味。
同義語: インザダーク、スリーパー
ダブルボウリング
1投目を投げ、そのボールが戻ってこないうちに2投目を投げること。
悪質なマナー違反行為の1つ。
ダル
ボールの表面仕上げが粗く艶がないこと。
ボールの曲がり始めが早くなり、全体的に動きが緩くなる。
関連語: グリット、サンディング、シャイニー
ダンピング
ドット
レーンやアプローチに投球の目安の為に付けられた丸い目印。
ファールラインに平行して順に、アプローチには、7個(ファールライン直前)、5個(3.66m手前)、7個(4.27m手前)に付けられている。
更にレーンには、ガイドと呼ばれる8個の目印が付けられている。
関連語: アプローチスポット
トップウエイト
ボールの規定の1つ。
グリップラインのセンターを真上として、
その上半分(トップ:ホール側)と下半分(ボトム)の重量差を表したもので、3オンス以内と定められている。
関連語: サイドウエイト、フィンガーウエイト
ドライ
レーンのオイルが薄い、または枯れている状態。
曲がりやすく、スピードも出にくい遅いレーン。
同義語: フッキングレーン
対義語: オイリー
トライアングル
1・7・10番ピンが残った形のこと。
1番ピンが残っているのでスプリットではないが、まず滅多に御目にかかれない。
トラピソイド
2・3・7・10番ピンが残った形のことで、スプリットの1つ。
まず御目にかかれない。(て言うか、どうやったらそうなる!?)
トラック
ボールに付くオイルの跡(レーンと接した跡)のこと。
ボウラーの球質がある程度現れる。
指穴の近くを通る球質をハイトラック(ハイローリング)、離れている球質をロートラック(ローローリング)という。
関連語: フレア、ローリングトラック
ドリル/ドリラー
ボールに指穴およびバランスホールを開けること。
ボールにドリルをしてくれる人のことをドリラーと言う。
実はドリラーには、オーソドックスな人、極端な人、古い知識だけの人等色々いて、それぞれ指穴の開け方が違ってくる。
よって、良いドリラーに出会えるかどうかというのはとても重要なことで、「医者」と同様、1人のドリラーに固執せず、
セカンドオピニオンを求めることを推奨する。(医者みたく診察料はいらないし)
投げるところを見てくれる人、そこまでしなくても、投げ方がどうなのか等を色々と質問してくれる人が、良いドリラーではないかと思われる。
ドロッピングボール
標準的なリリースポイントの手前で、投球中にボールを落としてしまうこと。
握力の弱い女性や子供が、ボールを後に落としてしまうのを時々見かける。
もう少し指穴が小さいボールか軽いボールを使いましょう。
ナインスペアゲーム
全てのフレームで、1投目9本、2投目スペアをとり、合計で190点となったゲームのこと。
スペアだけでは点が伸びないことの証明。
ナチュラルフック
右投げの場合、親指を10時の方向に向けて、自然な手の振りで投球することでできるフックボールのこと。フックボールの基本。
現在は、ターンしないこの投げ方が推奨されている。