気象予報関連情報
ようこそいらっしゃいました!
こちらでは、当サイトオープン以後の気象予報関連情報を掲載しています。
気象予報士試験に関わるものもあるので、受験する方は要チェックです。
おことわり
このページは、2013年3月21日以降、記事内容の更新がされておりません。
現在の情報とは異なる部分が存在する可能性がありますので、大変申し訳御座いませんが、その旨ご理解の上でご覧頂ければ幸いです。
気象予報士試験 (2010.10.1)
国家資格である気象予報士は、気象業務法に基づき、気象庁長官の指定(指定試験機関)を受けて、
財団法人 気象業務支援センターが、試験を実施しています。
気象庁長官の許可を受けて予報業務を行おうとする者(民間気象会社等)は、
現象の予想を気象予報士に行なわせなければならない(気象業務法 第19条の3 より)とされており、
気象予報士試験に合格し、気象庁に登録した者が、気象予報士として、独自に現象の予想を行うことができます。
受験資格はありません。誰でも受験することができます。
受験地は、北海道・宮城県・東京都(2ヶ所)・大阪府(1〜2ヶ所)・福岡県・沖縄県です。
受験地が少ないので、遠隔地の方は、宿泊地を決めておく必要があります。
試験手数料は、\11,400とかなり高めです。(平成15年度以前は\12,000でした。)
試験は、学科試験と実技試験があります。
学科試験は、予報業務に関する一般知識と予報業務に関する専門知識があり、
原則として5つの選択肢から1つを選択する多肢選択式(マークシート形式)です。
実技試験は、文章や図表で解答する記述式です。
学科一般・専門のいずれか、又は両方に合格した場合、申請により合格発表日から一年以内(実質向う2回分) に行われる当該学科試験が免除されます。また、気象業務に関する業務経歴又は資格を持つ場合についても、 申請により学科試験の一部又は全部が免除になります。
試験科目(出題範囲)は以下の通りです。
学科試験の科目
1. 予報業務に関する一般知識(15問、60分)
イ、大気の構造
ロ、大気の熱力学
ハ、降水過程
ニ、大気における放射
ホ、大気の力学
ヘ、気象現象
ト、気候の変動
チ、気象業務法その他の気象業務に関する法規
2. 予報業務に関する専門知識(15問、60分)
イ、観測の成果の利用
ロ、数値予報
ハ、短期予報・中期予報
ニ、長期予報
ホ、局地予報
ヘ、短時間予報
ト、気象災害
チ、予想の精度の評価
リ、気象の予想の応用
実技試験の科目(75分×2)
1. 気象概況及びその変動の把握
2. 局地的な気象の予想
3. 台風等緊急時における対応
試験の回数は、夏と冬の年2回です。
試験の実施に向けて、まず試験要項が発表され、試験案内書の頒布が始まります。
夏:5月第2か第3金曜日
冬:10月第2か第3金曜日
試験案内書を手に入れたら、次の申請書受付期間内に受験手数料と受験申請書を提出します。
夏:6月第2か第3月曜日〜7月第1か第2金曜日
冬:11月第2か第3月曜日〜12月第1か第2金曜日
試験日2〜3週間前に受験票が送られて来ます。下記の試験日に忘れずに持って行きましょう。
夏:8月第4日曜日
冬:1月第4日曜日
試験日の約10日後に全解答が公表されます。
合格発表日は、以下の通りです。
夏:10月第1金曜日
冬:3月第1金曜日
気象予報士試験の受験を申請したい方は、(財)気象業務支援センターの気象予報士試験のページから、
試験案内書をダウンロードし、メールかハガキで受験申請書類の送付を請求して下さい。
正解率70%以上で合格です。合格率4〜5%の超難関ですが頑張って下さい。
試験対策には、当サイトの気象予報士試験の傾向と対策を是非御覧下さい。
高温注意情報の発表開始 (2011.6.10)
気象庁は、熱中症への注意を呼びかけるため、平成23年7月13日から、
予想最高気温に基づく高温注意情報の発表をはじめるとともに、異常天候早期警戒情報、
気象庁ホームページなど既存の情報の内容を充実させる。
北海道、沖縄を除く地域を対象に、翌日又は当日の最高気温が概ね35℃以上になることが予想される場合に「高温注意情報」を発表し、
新たに気象庁ホームページに掲載する主な地点の気温予測グラフとあわせて熱中症への注意を呼びかける。
また、向こう1週間で最高気温が概ね35℃以上になることが予想される場合にも、
数日前から「高温に関する気象情報」を発表して、熱中症への注意を呼びかける。
竜巻発生確度及び雷ナウキャストの発表開始 (2010.4.21)
気象庁では、平成22年5月27日から、発達した積乱雲に伴う激しい突風を予報する
竜巻発生確度ナウキャスト及び雷を予報する雷ナウキャストを発表する。
気象庁は、平成18年に相次いで発生した竜巻による被害を踏まえ、
竜巻など激しい突風に警戒を呼びかけるための監視・予測技術の開発を進めてきたが、
この「竜巻発生確度ナウキャスト」及び「雷ナウキャスト」は、これらの取り組みの成果として発表を開始するものである。
気象警報・注意報の対象を変更 (2010.1.26)
これまで、大雨や洪水等による災害への警戒・注意についての大雨警報などを、
都道府県をいくつかに分けた、あらかじめ定めた複数の市町村で構成された地域を対象に発表していたが、
これを平成22年5月27日から、個別の市町村を対象として発表する改善を行う。
これにより、警戒の必要な市町村が明確になるなど、効果的な防災対応につながるものとなる。
台風進路予報の予報期間延長 (2009.3.19)
2009年4月22日以降に新たに発生する台風に対して、 台風進路予報の予報期間を従来の3日先までの予報に加えて、4日及び5日先の進路の予報を発表する。 3日先までの予報も従来通り発表する。
4日および5日先の進路予報では、96時間後(4日先)および120時間後(5日先)の予報円(台風の中心が70%の確率で到達する範囲)の中心と半径、 移動方向と速さを、日本時間3時、9時、15時、21時の観測に基づいて1日4回予報し、 観測時刻の約90分後に発表する(3日先までの予報と違って台風の強さについては予報しない)。 ただし、台風が同時に2個以上存在する場合、2個目以降の台風に対しての発表は、観測時刻の約110分後になる。
4日および5日先の進路予報は、3日先に台風の勢力を維持すると予報した台風に対して行う。 ただし、予想進路及び過去の統計から、4日先または5日先に台風ではなくなっている可能性が高い場合は、 4日先または5日先の予報を省略することがある。
予報用語の改正 (2007.3.29)
気象庁では天気予報や気象情報、解説等で用いる「予報用語」を定めているが、 「予報用語」として収録、使用している約1200語の用語すべてを見直した結果、 時間帯に関する一部の用語など約130語の「解説」等を修正するとともに、 今後情報等で利用する必要が出てきた用語約40語を新たに加え、 天気予報や解説等で用いない約30語を削除した。
○ 時間帯に関する用語(修正)
- 00時〜03時: 「午前3時頃まで」を「未明」に
- 06時〜09時: 「朝のうち」を「朝」に
- 18時〜21時: 「宵のうち」を「夜のはじめ頃」に
○ 新たに加えた用語
- 「藤田スケール」: 竜巻等の突風に関する尺度として世界的に利用
- 「熱中症」 : 高温に対して注意・警戒を呼びかける際に使用
- 「猛暑日」 : 日最高気温が35℃以上の日に関して用語を新たに定義
○ 低気圧の名称
- 低気圧により防災上注目すべき気象現象や特徴などが異なることから、低気圧についての特別な呼称は設けない。
- 状況に応じて、「急速に発達する低気圧」「猛烈な風を伴う低気圧」などのように具体的な記述、解説を行う。
新しい台風情報 (2007.3.15)
2007年4月18日から台風情報の内容を充実すると共に、気象庁ホームページ等における台風の進路予報の図表示が変更される。
- 日本付近では、24時間先までを3時間刻みに予報。
- 台風の強さの目安として最大瞬間風速の情報を加える。
- 熱帯低気圧に関する情報を充実。
- 温帯低気圧に変わりつつある台風に関する情報を充実。
- 暴風域に入る確率の分布図を発表する。
また、気象庁ホームページ等における台風の進路予報の図表示も、より分かりやすくなるように変更される。
- 予報期間の暴風警戒域全体を囲む線を表示します。
- 予報円の中心の点やそれを結ぶ線を表示します。
気象衛星はどうなる? (2004.1.28〜2006.9.4)
今の気象衛星は、何だか御存知だろうか?
『ひまわり5号』ではない。これは昨年までムリして使われていたが、いつ壊れてもおかしくないということで、
今はアメリカ合衆国から借りてきた中古の衛星『GOES9号』を使用しているのだ。
何故この様な状態になっているのか?
『ひまわり5号』の後継として、航空管制機能も持つ『運輸多目的衛星』が打ち上げられる予定だった。
しかし、これを衛星軌道に乗せる筈のHAロケット(国産)は、打ち上げ失敗に終わり、新しい衛星はロケットと共に太平洋に落ちたのである。
そして、新しく造られた『運輸多目的衛星新1号』(MTSAT-1R)が3月にも納品されようとしている(経費163億円)。
しかし、衛星を製造しているアメリカの会社が経営破綻、追加経費を要求されたり、
これを衛星軌道に乗せる予定のH2Aロケット(国産)が、前回の打ち上げで失敗したり、
新しい衛星を取り巻く環境は決していい状況ではない。
今や気象衛星画像は、気象予報において重要な資料となっている為、
この新しい衛星が無事に空の上で観測を開始してくれることを願ってやまない。
2005年2月26日18時25分、種子島宇宙センターから運輸多目的衛星(ひまわり6号)を搭載したH2Aロケット7号機(国産)が打ち上げられた。
19時過ぎには、衛星が予定通りの軌道に無事投入されたのが確認された。
尚、気象観測機能の運用は6月28日から開始される。
更に、2006年2月18日、『運輸多目的衛星新2号』(MTSAT-2:ひまわり7号)が打ち上げられた。 9月4日から、静止軌道上で気象ミッションの待機運用が開始される。 ひまわり7号の待機運用開始後は、万一ひまわり6号に障害等が発生し、 長時間画像の取得等が不可能になった場合でも、 復旧までの間はひまわり7号が観測機能を代行することが可能となる。
ひまわり6号(MTSAT-1R)
ひまわり7号(MTSAT-2)
土砂災害警戒情報 (2005.8.19)
土砂災害警戒情報は、大雨による土砂災害のおそれがある時に
市町村長が避難勧告等を発令する際の判断や住民の自主避難の参考となるよう、
都道府県と気象庁が共同で発表する新たな防災情報である。
今般、鹿児島県において所要の準備が整ったことから、
2005年9月1日より、全国で最初に土砂災害警戒情報の発表が開始される。
この情報により、都道府県消防防災部局から市町村へ伝達されるとともに、
報道機関等を通じて住民への周知が図られることとなる。
今後更に、準備の整った都道府県から順次発表が開始される予定だ。
名お天気キャスター福井敏雄さん死去 (2005.4.28)
元関西テレビ(フジテレビ系列)のお天気キャスターだった福井敏雄さんが、
2005年4月27日、老衰のため死去した。享年84歳。
福井敏雄さんは、徳島県出身の気象解説者・タレント。
気象技術官養成所(現気象大学校)を卒業後、技術中尉として陸軍気象部に所属。
戦後、中央気象台(現気象庁)に転じ、徳島や彦根等の地方気象台勤務、大阪管区気象台天気相談所長を歴任。
同庁を1980年に退官し日本気象協会に移籍後、同年11月より関西テレビの気象情報担当キャスターとして登場した。
高齢の徳島県人が使う、強度の阿波弁の影響(サ行がシャ行になる)を残した話し方が特徴的で、
前日解説した予報が外れた際に『申し訳ありましぇんでした!』と謙虚に謝罪したり、
寒冷前線の事を『かんれーじぇんしぇん』と発音したり、語尾には必ずと言っていいほど『…でごじゃいましゅ。』と付くなど、
赤ちゃん言葉のような彼独特の言い回しで、視聴者から『お天気おじさん』、『お天気の福井さん』、『福井のおっちゃん』と愛称を付けられ絶大な人気を集めた。
また、いわゆる天然ボケでも知られた。
1986年からは、夕方のローカルニュース番組『アタック600』のお天気コーナーキャスターに就任。
同番組ではサブキャスターの梅田淳アナウンサーとコンビで伝えて人気を博し、
天気予報が始まる18時45分頃になると視聴率が上がり始めるという現象が見られた。
また、天気予報解説以外にも、全国ネットのワイドショーにも出演。全国にも顔が親しまれた。
関西テレビのキャスターは1989年12月をもって降板。
以降はABCテレビ(テレビ朝日系列)制作のバラエティ番組『探偵!ナイトスクープ』の顧問役として出演し、
関西を中心に、講演会やテレビ出演など、様々な活動で更に個性を発揮した。
更に、フジテレビ系列の『笑っていいとも!』に1995年11月〜翌年9月までレギュラー出演するなど、
バラエティ番組やテレビCMでも活躍した。(Wikipediaより)
私が福井さんを初めて知ったのは『アタック600』の頃で、
当時小学生だった私は彼の魅力にハマり、毎晩のように天気予報を見ていました。
それ以来、天気予報が好きになったのは、正に福井さん天気予報があってこそであり、
彼が降板してからも、現在に至るまで、関西テレビの19時前の天気予報をチェックしているほどです。
私だけではなく、影響を受けた人は少なくないはずであり、
天気予報をメジャーにした福井さんの功績は大きいと言えます。
私は決して彼を忘れることはないでしょう。ご冥福をお祈りします。
福井敏雄さん
天気予報の充実 (2004.11.25)
2004年12月1日から、天気予報発表時刻の一部繰り上げや内容充実が行われる。
- 地方天気分布予報・地域時系列予報の発表時刻が、6・12・18時から1時間繰り上げて、 府県天気予報と同じく5・11・17時になる。
- 府県天気予報の降水確率予報と最高最低気温予報については、発表時間の概ね24時間先までの予報から、 発表時間にかかわらず明日までの全期間の予報に変更する。
- 府県週間天気予報の発表が、毎日11時のみ(必要に応じて17時も)から、 毎日11・17時の2回になる。